黒潮大蛇行2013の原因、理由。釣りの影響は?気温変化?

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黒潮大蛇行2013の原因、理由。釣りの影響は?気温変化?

 

日本近海を流れる代表的な暖流として知られる黒潮。南極環流やメキシコ湾流と並ぶ世界最大規模の海流でもあります。

海流の流れは強く、速度は速いところで毎秒2m以上、幅は100㎞、輸送水量は毎秒5,000万トンにも達し、船舶の運航コースや

漁場の位置、沿岸の潮位を変化させる要因にもなる為、黒潮流路の変動は、船舶や漁業関係者が常に関心を抱いています。

黒潮大蛇行

 

 

黒潮大蛇行とは?

 

四国と本州の南方を流れる黒潮には、「大蛇行流路」と「非大蛇行流路」と呼ばれる2種類の安定した流路パターンがあります。

http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/knowledge/kuroshio_pass.gif

 

<大蛇行流路>

紀伊半島の遠州灘沖で南へ大きく蛇行する流れの事を言い、黒潮がこの流路を取っている状態を、黒潮大蛇行と呼びます。(画像の3番の流路)

 

<非大蛇行流路>

四国と本州の南岸近くを直進する流れで、接岸流路(画像の1番の流路)とも言います。

また、遠州灘から関東近海において小さく蛇行する流れ(離岸流路…画像の2番の流路)も非大蛇行流路に含みます。

 

黒潮が大蛇行流路を取った場合、1年以上その状態が続く事が多く、1967年以降に発生した黒潮大蛇行は5回あり、

最近では2004年7月~2005年8月が黒潮大蛇行の状態でした。

 

大蛇行流路を取っているか否かは、和歌山県の串本と浦神の潮位差で判断しています。

大蛇行流路の時、串本と浦神の潮位差は小さいままで安定し、逆に非大蛇行流路になった時、潮位差は大きく激しい変動があります。

 

影響は?

 

黒潮流路の変動に関しては、船舶の運航や漁場の位置変化に大きく関係するという事でしたが、実際に黒潮大蛇行の状態では、

どの様な影響が出るのでしょうか。

 

<海中への影響> 

黒潮大蛇行が発生する事によって、蛇行した黒潮と本州南岸の間に、下層の冷たい水が湧き上がってできた冷水塊が発生します。

冷水塊は、一般的に直径100~200kmくらいの円形状をしており、回転運動を伴う様子から、冷水渦とも呼ばれる現象ですが、

黒潮大蛇行によって発生する冷水塊に関しては、他の冷水塊と区別する意味で、大冷水塊と呼ぶ事もあるそうです。

冷水塊は同じ海中でも周囲より水温が低い為、本来ならば魚介の産卵が行われる場所であるにも関わらず、

産卵が確認できなかったり、成長が見られないといった影響や、回遊魚の漁獲高が例年よりも少なくなる等、漁場の位置に影響を与えることがわかっています。

 

また、夏場に黒潮大蛇行が発生する事により、冷水塊の発生に伴い水温が下がる事で、海水浴客やダイバーが減少する等といった観光産業にも影響が出ます。

船舶においては、流れの速い海流に乗る事が難しくなり、燃費の良いルートでの運航ができなくなるといった影響があります。

 

 <陸地への影響> 

年間を通して最も潮位が上昇する夏から秋の時期に、黒潮大蛇行による潮位上昇が重なった場合は、沿岸部の低地で浸水被害が発生する可能性もあり、

特に台風や低気圧が接近した場合には厳重な注意が必要となります。

また、黒潮大蛇行が発生すると気象に変化をもたらす事も分かってきており、前線に伴う雨域や、低気圧の経路が変わる可能性もあると言われています。

 

 

2013年の9月時点、黒潮は日本の沿岸部で大きく湾曲した流れを見せている事から、この状態が長期に渡れば、8年ぶりに黒潮大蛇行の発生となるそうです。

尚、黒潮大蛇行が発生した年の冬、東京に雪の降る日が非常に多くなる事も研究からわかっているそうで、もしかすると2013年の東京は降雪に多く見舞われるかもしれません。

ちなみに、地球温暖化が加速すると黒潮大蛇行が発生しにくくなるという予測もあり、将来的に東京に雪が降る日は少なくなるのでは?という見方もあるのだそうです。

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