マールブルグ病とは。感染経路、致死率は?救命病棟24時で話題に。

<スポンサードリンク>


マールブルグ病とは。感染経路、致死率は?救命病棟24時で話題に。

 

7月クールのフジテレビ系火曜21時の連続ドラマ「救命病棟24時」をご覧になっていたでしょうか?

最終回で取り上げられた「マールブルグ病」は、日本国内ではあまり聞きなれない病名でしたが、

発生頻度は低いものの、感染症としての重要度は高い病気として認められています。

マールブルグ病 救命病棟24時

マールブルグ病とは?

マールブルグ病とは、アフリカの一部の国で発生したことがある感染症で、マールブルグウィルスによる感染で発症します。

 

1967年8月当時の西ドイツのマールブルグとフランクフルト、ユーゴスラビアのベオグラードでポリオワクチンの製造および実験用として

ウガンダから輸入されたアフリカミドリザルの解剖が行われており、内臓や血液に接触した研究職員や片づけを行った職員等、

計25名に突然の発熱等の症状が見られ、うち7名が死亡するといった現象が発生しました。

この時の患者に接触した医療関係者等、6名にも感染の徴候がありましたが、死者は出ませんでした。

このウィルス性出血熱の症状を最初の発生地にちなんでマールブルグ病と呼ぶ様になり、別名ミドリザル出血熱とも呼んでいます。

 <感染経路>

人から人への感染があり、マールブルグ病を発症した患者の血液や唾液、排泄物に直接触れた場合に、ウィルスが皮膚から体内へと入ります。

また、人だけでなく、病気に感染した動物に触れたり、食べたりすることによっても感染します。空気感染はありません。

2007年にアフリカに生息するオオコウモリが感染の媒介になっていることが発表されており、オオコウモリが生息する鉱山や洞窟等に

長時間滞在すると、排泄物を吸い込んだりする等の接触が起きてしまい、マールブルグ病に感染する可能性があります。

また、マールブルグ病で亡くなった方の葬儀で、会葬者が遺体に触れる等した場合にも感染する可能性があると言われています。

マールブルグ病 コウモリ

 

 <症状>

潜伏期間は3~10日間で、この期間は症状がありません。潜伏期間を経て、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、吐き気、嘔吐といった症状を発症し、

発病から1~3日目に水下痢を起こし、意識が遠くなるといった症状が出てきます。5日目を過ぎると体中に斑点状の発疹が現れ、

病状が進行するにつれ、体の様々な部分から出血し、発症から8~9日目には重度の出血によるショック死が原因で死に至る事が多く、

  致死率は約90%と言われています。

 

 <治療方法>

マールブルグ病に対する特別な治療方法は確立されておらず、症状を軽くする為の集中治療を行います。

新薬研究では有望な実験結果が出ており、現在も新薬への研究・実験・評価が継続して行われているそうです。

 

 <危険地域>

現在、マールブルグ病の流行地域は報告がありませんが、過去にはウガンダ、ケニア、コンゴ、アンゴラ、ジンバブエといった、

アフリカ地域での発症が報告されています。

直近では2012年10月にウガンダ南西部で感染者及び感染の可能性が高い患者として9人の症例報告があり、そのうち5人が死亡しています。

日本国内での発症事例はありません。

 

予防方法は?

予防ワクチンは存在せず、流行地域に立ち入らない、ウィルスを保有していると言われるオオコウモリに接触しないといった方法で

予防するしかありません。

ワクチンの試験は行われていますが、実用化までにはまだ何年かの時間がかかる見込みとの事です。

 

 

1995年に公開された映画「アウトブレイク」をご覧になった方も多くいらっしゃるかと思いますが、

あの映画では、「エボラ出血熱」という感染症が主題になっていました。マールブルグ病もあのエボラ出血熱と同じフィロウィルス科に属しており、

急な発熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛み、嘔吐、下痢、腹痛、内臓の出血といった症状はエボラ出血熱とマールブルグ病には共通しています。

実際に映画をご覧になった方はその症状がどれほどのものであったか、記憶に残っている事でしょう。

エボラ出血熱の宿主は映画の中でも、見た目は可愛らしいサルでしたが、マールブルグ病の宿主と言われているオオコウモリも

見た目は小さく可愛らしいと思えてしまいます。海外でも国内でも自然界に生きる動物に接触する機会があれば、

可愛いからといって無暗に手を触れたりしない様に気を付けましょう。

原因です。

<スポンサードリンク>

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す