慢性遅刻症候群とは?治療や解決方法はない?診断者はジム・ダンバー氏。

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慢性遅刻症候群とは?治療や解決方法はない?診断者はジム・ダンバー氏。

 

電車の遅延や交通渋滞と言った理由も無いのに、いつも約束の時間に遅れる、待ち合わせに遅れるという方。

それは単なる遅刻癖ではなく、病気の可能性があります。

遅れる時間が5分、10分だったとしても待たされる方はいい気持ちはしませんし、それが何度も続けば信頼もガタ落ちです。

普段の自分の行動を振り返ってみて、遅刻が多いなと思った方、ひょっとしたら脳が時間の長さを認識できていないのかもしれません。

慢性遅刻症候群とは?

慢性遅刻症候群

英スコットランド在住のジム・ダンバー氏は5歳の頃から57歳に至るまで、遅刻を何度も繰り返す日々を送り、

電波時計を使って常に正確な時間を把握する様に気を付けたり、時計をわざと進める等の対策を講じても、

約束の時間を守れた事が無く、仕事も続かない状態でした。

そこで、医師に相談してみたところ、脳に問題がある事が判明し、脳の問題によって時間の経過を正確に把握できない事がわかったそうです。

この、「脳に問題があって時間の経過を正確に把握できない」という症状が、慢性遅刻症候群と呼ばれていますが、この呼称はあまり一般的ではない様です。

 

慢性遅刻症候群と呼ばれる症状は、注意欠陥多動性障害(ADHD)の3つ目の症状である、「時間処理機能障害」という呼称が、

専門家の間や学会等で使用されており、英サウサンプトン大学のシュヌガバーク・エドマンド教授が「3時間で終わらせる」といった作業の

段取りができなかったり、時間を守る事ができない等といった時間処理機能の異常という症状があると発表しました。

 

ADHDは、脳の中で、記憶をまとめたり、感情をコントロールする前頭前野という部位と、衝動のコントロールを行う腹側線条体という部位の

動きが低下すると発症すると言われていますが、時間処理機能障害は、言語・記憶・聴覚に関わる側頭葉と運動機能と認知機能に関わる小脳に

関係しているそうです。

 

ジム・ダンバー氏は子供の頃から時間処理機能障害の症状として遅刻や時間が守れないといった行動を起こしていましたが、

ADHDは子供の時と大人の時で症状が変化する様です。

注意欠陥多動性障害 ADHD

 

治療や解決方法がない?

現状、時間処理機能障害に対する具体的な治療や解決方法というのは見つかっていない様で、

携帯電話のアラームをうまく活用するとか、作業の締切が近くなってきたら声をかけてもらうといった様に、

周囲の環境を調整する心理社会的治療しかないと言われています。

不注意や多動性といった一般的なADHDの症状に対しては、薬物療法も取り入れられていますが、時間処理機能障害に対しても、

既存の治療薬が使えるのか、新薬の開発が必要なのかは研究課題となっています。

 

 

遅刻が多い、時間にルーズなところがあるなと思った方には、ひょっとしたら他のADHDの症状も見え隠れしているかもしれません。

少しでも日々の生活において気になる事があれば、ADHD症状のチェックリスト等を用いて、ご自身を振り返り、

専門機関で詳しいお話を聞いてみるのも良いでしょう。

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